こどもカフェスケジュール
全5回のワークショップ、建築士、大工さんなどの専門家と5回目にオープンするカフェにむかって屋台の製作やメニュー開発、サービスの提供方法などを考えていくものです。
さまざまなプロと一緒に活動する中で、仕事に対する興味や将来の夢をちょっとでも見つけてもらえればと思っています。
参加申し込み・お問い合わせは ecru@khh.biglobe.ne.jp みずきまでご連絡ください。
第1回 9月15日(土) 13~16時 説明会・建築士と考える“コドモゆめカフェプラン”(終了)
第2回 10月13日(土) 10~17時 大工さんの技術を知る・一緒に作る“カフェ屋台”①
第3回 10月28日(日) 13~17時 大工さんの技術を知る・一緒に作る“カフェ屋台”②
第4回 11月11日(日) 10~17時 山仕事を知る・自分のカフェ道具を作る
第5回 11月18日(日) 10~17時 “ゆめカフェ”オープン
場所:北山田地区集会所 (吹田市山田北1-1) 北山田小学校横
地図はここをクリック
第1回参加者:
コドモ達 18人 (女の子 10人、男の子 8人)
中学生 1人
小学5年生 2人
小学4年生 8人
小学3年生 4人
小学2年生 2人
保育園児 1人
オトナ達 18人(ゆめのみスタッフ含む)
「コドモゆめカフェ」ワークショップ」
このワークショップは、2005・2006年と「吹田市まちづくり市民塾」として
吹田市の委託を受け「自分たちで作って楽しむ“ゆめのみ公園フェスタ”」を
開催してきた「ゆめのみ公園プロジェクト」を主として行っています。
今年は、子どもが主導のワークショップ形式で行います。
最終回の11月18日には「コドモゆめカフェ」を行いますが、
そのときに使う基地(ベース)となる“カフェ屋台”などを
毎回のワークショップで、建築士・大工さんなどの専門家と一緒に
作り上げていきます。
カフェを企画するところからはじまり、
設計~完成まですべて自分たちで手作りするのです。
その中で子どもたちにはみんなでひとつのことをやり遂げることの
楽しさ・難しさ・充実感を感じ、将来への希望を見つけてもらいたいと考えています。
第1回ワークショップ 9月15日
第1回ワークショップは、参加者が仲良くなるためのゲームからはじまりました。
まずは名前の知らない二人組になってもらいました。
一つ目のゲームは“股開きゲーム”
じゃんけんで負けた人が足を半歩ずつ開いていってひろげられなくなったら負けです。
二つ目は相手の背中に自分の名前を書いてもらって覚えてもらいます。
全員が終わったら名前を発表しながら自己紹介をしました。
場が和んだところでワークショップの開始です。
最初の授業は企画です。
子どもたちとどんなカフェをつくるか、コンセプトを考えていきます。
そのあとみんなの考えるカフェを紙に書いて
それからみんなで3つの意見にまとめて黒板の紙にかきました。
カメラマンもコドモが引き受けました。
次は建築士の内田先生による授業です。設計の企画をしていきます。
日本の山や木の話もしてもらいました。
広葉樹と針葉樹の木の違いを比べています。
どんなカフェにしたいかみんなで紙に描いています。
おしゃれなカフェがいい~などの意見が出ている女の子チーム
“図面”も描いている男の子チーム。なかなかの出来栄えです。
真剣な顔で描いています。
みんなの出してくれた案は先生が持ち帰り。
形にするにはどうしたらいいか考えてきます。
ワークショップが終わったあとは、みんながお楽しみの“かき氷”。
かわいいトッピングも。
コドモもちゃんとお手伝い。
感想集
< コドモ編 >
・もっとげんじつできな絵をかけばよかった。
・お友だちができた。できたお友だちと遊んだ。
・絵が上手にかけた。
・大きなかみにえをかくことがたのしかった。
・もっといけんをいえばよかった。
・ジュースをのめたことがよかった。
・やってみたらたのしかった。
・かき氷を食べたことがたのしかった。
コドモたちの素直な感想は面白いです。「現実的な…」と書いた子は
とっても現実的な絵を描いていたんです(^-^;)
参加している子どもたちはいろいろな性格のこともがいます。
ぱっと見は“いまどきの子”という態度の子どもたちが、少しづつ興味を持って入ってくると
面白いです。「今どきの子は…」という言われ方をよく聞きますが、
環境が変わったのであって、コドモ自体は変わってないのでは…と思います。
< オトナ編 >
・子どもたちが最初は硬かったけどいろいろとアイデアを出した事がよかった。
・一日楽しく出来たと思います。
・絵を描いていることもの真剣な顔をUPでみられたことがたのしかった。
・リーダーの努力で段々と子どもたちがヤル気になるのを見て感心しました。
・子どもたちから思うように意見がでなかった。
・子どもを動かすのが難しい。つい口、手を出してしまう。
・スタッフの皆さんの「こどもを扱う」技術に感心しました。
第2回ワークショップ
第2回ワークショップは、前回子どもたちと考えたコンセプトを元に、
実際に作る作業が始まりました。
まずはじめに
吉野中央木材の石橋さんから日本の山の話をしてもらいました。
絵に描いてもらうとわかりやすいですよね。
次に
日向建設の大工さんからどういう仕事をしているかなどの説明。
若い大工さんなので子どもも親近感がもてたのでは。お母さんも別の意味で(*^-^*)
次に
建築士の内田さんから建築士という仕事の話や
屋台の設計を図面とともに説明してもらいました。
模型も作ってくださり、子どもにもわかりやすかったと思います。
どんな風にできていくのか楽しみです。
大工さんの説明を聞いて作業開始!
こんな感じに組みあがります。
大工さんに墨付けも教えてもらって次々と真剣にこなしていきます。
集中するときは集中できる子どもたち!
今回はカフェで出す予定の“とうふドーナツ”の試作もしました。
(レシピを参考に作ってみてくださいね)
「ドーナツづくりがしたい人~」にはたくさんの子どもたちが挙手!
そこには男の子もたくさん!!!
「試食はだれでもできるんやで~~~」の声にやめる子多数(^-^;)
子どもって面白い!!!
調理の指導をお願いしている境さんとお菓子作りをすることになった
子どもたちとで試作をしました。
こねて。
揚げて。
おいしそうにできあがりました。
食べものに群がる子どもたち…恐るべし食欲…
群がる群がる集まる集まる
トッピングもいろいろ
めっちゃおいしい(^-^)v
番外編:
かわいい“杉手帳”
虫かご(にしているらしい…^-^;
製作過程でできた端材を使って虫かごに。
虫を捕まえて入れたり葉っぱを入れたり子どもたちはめちゃめちゃ熱中。
きっかけをつくってくれた大学生は横道にそれさせちゃって…と恐縮。
いえいえ、何かに熱中する時間がなかなかとれない今の子どもにとって
そういう時間が取れることって大事なことだと思うんです。と、代表のなわちさん。
ひたすら砂場で山を作ってトンネルを掘ってた子ども時代をふと思い出しました。
砂のついた友達の手をさわった感触っていまだに覚えています。
感想集
< コドモ編 >
・おかしづくりがたのしかった。
・おみせがかんせいしたのがたのしかった。
・ドーナツがおいしかったです。
・もっとみんなで作業できたらいいです。
・もっとはやくからきたらいいなとおもった。
・9こも(木が)きれた。
・知ってる人がほとんどいないので不安でしたがみんないい人で気軽に話せてよかったです。
・人の話を聞く時のたいどがよくない人がいて悲しかった。
< オトナ編 >
・子ども達がいきいきしてる姿をみられたこと、子どもたちから学ぶものが多かったこと、
豆腐ドーナツがとても美味しかったことが楽しかったしよかったです。
・子どもたちの集中力をどう持たせるかが難しいなと思います。
・日頃体験できないことができて楽しかったです。また子どもたちと一緒に木を切ったり
組み立てたり楽しかったです。
・子どもってなんでもできるんだなって思った。
子どもといっしょにカフェができるなんてしあわせです。
このワークショップには様々な立場や年代の方がかかわってくれています。
ボランティアでお手伝いを申し出てくれた方、
とあるプロジェクトで知り合った大学生などさまざまです。
大学生や
日本全国スギダラケ倶楽部の方たちは吹田市外、
遠くは奈良・滋賀・京都など他府県から交通費も自腹での参加です。
“子どものためにお手伝いをしよう”と思って参加してくれている方、それを“楽しい”と思える大人ってとっても素敵だな、まだまだ日本も捨てたもんじゃないやん!と思います。
ほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。
おまけ
わが娘の表情の変化があまりに面白かったので…
大工さんの作業を“真剣”に見る娘
さらに目は“真剣”に…
ますます“真剣”に…
ますますますます“真剣”に…
なにがそんな顔にさせるのか…
まるで解体ショーでも見るような…
怖いぜ…
第3回ワークショップ
11月18日の本番が見えてきて“間に合うのか???”
今回もみんなでがんばりました。
フェスタのメインとなる屋台を大工さんの指導の元にラストスパート!!!
コスモスも咲いてとってもいい天気。
みんなの日頃の行いが良いせいでしょうか、お天気に恵まれる“ゆめのみ”です。
もうすぐできあがり!!!
完成だ~~~~!!!みんなで記念撮影(^-^)v
ちょっと狭い調理室だけど、自分で志願した仕事。
がんばってます。
今日の試作はさつまいもをつかったスイーツです。
裏ごししたり、絞ったりとコドモたちももくもくと作業をしています。
ぎゅぎゅうっと絞って…
こんなに美味しそうにできました。スイートポテト。
これは白あん入りのきんとん。てるてるぼうずみたい…
ちょっと遊んでみました…チュッ
“ゆめカフェ”に向けて、細かいことを決めていきました。
メニュー内容、量、価格、制服、看板etc…
1回目のワークショップでは見られなかったコドモたちの積極性!!!
コドモって自分が主役になったときにはすごい実力を発揮するんですよね~
中学生チームから制服デザインの発表をしてもらいました。
さすが中学生、有無を言わさぬ説得力がありました(笑)
< ゆめのみ番外編 >
端材で遊ぶコドモたち…家らしきものを作るのにはまっている。
なんの準備にもなってないんだけど、
こういう“無駄な時間”も保障してあげることも大事かも・・・
第4回ワークショップ
第4回ワークショップは本番に向けての準備です。
間に合うのか!!!ちょっと心配でもありますが・・・
みんな一生懸命取り組んでいます。
ワークショップの準備をするコドモたち
ゲームコーナーの準備をするコドモたちとお手伝いのお父さん
ごみ箱も忘れず作ります。コドモたちとゆめのみスタッフ
ユニフォームも自分たちで縫います デザインは中学生スタッフ
親子で参加 お母さんも一生懸命
一本足の下駄を作るコドモたちと大学生
屋台を組み立てるコドモたち
大工さんに“仕口”を教わる みんな興味津津!
[ 番外編 ]
ゲームができて遊び始めるコドモたち。
異年齢のコドモたちが一緒に遊ぶのって微笑ましい~
大学生に“手品”を教えてもらってわくわくのコドモたち
今日もおやつに群がるコドモたち(^-^;) でもこれも本番の試作です!
今日のおやつはこれ! 豆腐ドーナツとフルーツゼリー
第5回ワークショップ
第5回ワークショップはいよいよ“ゆめカフェ”オープンです。
当日はちょっと風の強い日でしたがお天気に恵まれました。
閉店までお日様もがんばってくれ無事園庭での開催となりました。
“コドモゆめカフェ”
“ゆめカフェ”オープン!かわいい看板もコドモが作りました。
かわいいメニューにお店も繁盛v(^-^)v
一生懸命盛り付けしてます
ご注文内容を確認確認!
「二つですか?」
かっこいい中学生チームです
「いらっしゃいませ(*^-^*)」
トレーの掃除も自分からすすんでしてる姿に感動…
工作コーナーの「キーホルダーづくり」
自分で絵を描いたり、はんこを押したりしてつくりました
病み上がりだけど“来たい!”から頑張ってきてくれたコドモスタッフ
コドモたちを動かすものはいったいなんなんだろう…
“杉の一本足の下駄”コーナー
やわらかい杉の感触を楽しんで…
紙管と布で作ったテント 風に吹かれる中で戯れるコドモタチ
中に入って空を見るとなんだか落ち着く空間でした
“落ち葉のクラフトコーナー”
落ち葉を使ってかわいい服を作りました。
“射的コーナー”
コドモタチが自分で考えたゲームコーナーです。
自分で考えると力を発揮できるですね
番外編
この日お手伝いをしてくれた「日本全国スギダラケ倶楽部関西支部」の皆様
休憩中をパチリ!この企画にはたくさんのオトナの方々もお手伝いいただきました
コドモたちのために特別に“コドモ会員証”を発行してくれました。
この日までがんばって準備をしてきたコドモたち。
当日は大人の指示がなくても自分で何をしなくちゃいけないか考えて動いていました。
コドモだって、自分のしなくちゃいけないことに意味を見つけたらこんなにがんばれるんです。
その姿に感動しました。
最後はみんなで片づけをしてお疲れさん会。
コドモもオトナもひとりづつ感想を言ってもらいました。
「またするときは来てくれる?」という質問に「来る」と答えてくれた子、
「今日はゆめのみや」と言って出かけて行ったという話を教えてくれたお母さん、
「参加してよかった、楽しかった~」と言ってくれた大学生、
皆さんのうれしい感想が聞けてとっても嬉しかったです。
いつかまたどこかで“ゆめカフェ”開きましょうね。